妊娠と生理・排卵の関係について

排卵と妊娠について不妊症に悩む多くの女性の中で一番多いものが、排卵障害による妊娠障害です。まず、この排卵という仕組み自体が、非常に繊細で複雑なサイクルによっておこる妊娠するための体の現象です。この排卵サイクルの一部分にでも問題があれば、うまく排卵できずに妊娠しにくくなってしまいます。

卵胞期

脳内にある下垂体前葉から卵胞刺激ホルモンが分泌され、卵巣の中にある未熟な卵子に働きかけ成熟を促します。 ( 卵子が成熟するときには、卵子の周りを包んでいる卵胞という袋も大きくなり、さらに、卵胞液が溜まっていきます ) また、卵巣で卵胞が成熟してくると、卵巣から卵胞ホルモン 「エストロゲン」 が分泌されます。この卵胞ホルモンが子宮内膜に働きかけて、内膜を厚くして妊娠の準備をします。

排卵期

排卵が近づくにつれ、エストロゲンの分泌は急速に増えていきます。そして、その量が十分に増えると、視床下部は卵胞が成熟したと感知して、脳下垂体から黄体ホルモンというホルモンを分泌して排卵を促します。

黄体期

その後、排卵が無事に終わった卵胞は、数日のうちに黄体となり黄体ホルモンの 「プロゲステロン」 などを分泌して子宮内膜に働きかけ、胎芽が着床して妊娠しやすい状態にします。この状態のときに、受精卵がうまく着床すれば妊娠です。もし、受精卵が着床しなければ、黄体は2週間ほどで小さくなり、卵胞ホルモンも黄体ホルモンも少なくなります。そして、子宮内膜が剥がれ月経となります。



妊娠のチャンスと排卵日!

妊娠の確立をあげる方法の一つに、排卵日を目安にするという方法があります。一般的な女性ですと、基礎体温が低温期から高温期に移行するあたりで排卵が起こります。その排卵日を境にして、2~3日前後が最も妊娠しやすい時期と言われています。

( 卵子は排卵後24時間ほど、精子は2~3日ほど受精能力があります )


基礎体温の計り方

1、朝、目を覚ました時に、安静な状態で計ります。
2、計り終えた体温を、基礎体温表に記入して、前日の点と結びます。
3、正確な基礎体温曲線を見るために、毎朝一定の時刻に計りましょう。

妊娠タイミングの見極め方

排卵日は、低温期と高温期の境目 (低温期の最後の日) と言われています。けれど、排卵日は、個人差があり、必ずしも低温期の最終日が排卵日とは言えません。この見極めが非常に難しいです。また、低温期から高温期へ移行するには2~3日かかることが多いです。せっかく、基礎体温を測っていても、「あっ、いまが高温期だ!」と思ったときには、すでに排卵から2~3日が経過していることになります。そうしますと、排卵した卵子の寿命は24時間ほどと言われているので、高温期だと思ったときには卵子の寿命が終わっている可能性が高いことになります。



妊娠するために、排卵の最大チャンスを!

このような時に役立つのが精子の寿命です。精子の受精能力は、元気で健康な男性であれば2~3日ほどあります。うまく受精して妊娠するためには、排卵したときに元気な精子がいればよいのです!

とっておきの、非常に単純で簡単な妊娠方法があります。

まず、基礎体温をつけられて、ある程度の周期を把握します。そして、そろそろ低温期の最後くらいだと自分が思う日に、2人で行為をしましょう。精子の寿命は2~3日ほどありますので、行為の日から1日あけてまた行為をすれば、生きている精子が常に体内にいることになります。旦那さんが疲れていても、引っ張り出しましょう! もし、タイミングを見誤ってしまっても、気を落とさないで下さいね。今回が失敗したとしても、まだ、次回のチャンスがあります!



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